【食品添加物】安全?危険?ソルビット/ソルビトールについて、用途、性質、安全性についてまとめてみた!
今日、日本で販売される加工品・既製品において、
切っても切れない存在である、食品添加物。
その種類は非常に多く、現在使われているものは831品目にものぼり、
あまつさえ、聞き慣れない単語ばかりで、不安要素になっている、
そういった人は必見!
代表的なものの種類や性質、安全性について、まとめてみました!
今回はその中の1つ、ソルビット/ソルビトールについてです。
◆◆ソルビット/ソルビトールの役割◆◆
ソルビットとソルビトールはどちらも同じものです。
以下、ソルビトールで統一します。
ソルビトールの役割は、
・甘味を加える
・保湿する
・酸化を防止する
・吸熱する
といったものです。
使われている食品としては、
魚介加工品、味噌、醬油、ハム、ソーセージ、
などが挙げられます。
◆◆ソルビトールの構造・安全性◆◆
ソルビトールとは、
バラ科の植物の細胞内で、デンプンが輸送される際にブドウ糖を経てショ糖に変わる
過程で、ブドウ糖のアルデヒド基がヒドロキシメチル基に変わってアルコールとなった
ものである、糖アルコールの一種です。
↓ソルビット/ソルビトール(グルシトール) ↓ブドウ糖(グルコース)
● 遺伝子組み換え作物による影響
上記の通り、ソルビトールは天然に得られる添加物ではあるのですが、
近年、より幅広い食品に用いられるようになる中で、
より安くたくさんソルビトールを得るために、
とうもろこしやじゃがいものデンプンから人工的にソルビトールが合成されるように
なり、天然由来のものに比べてこちらが高い割合で使われています。
このとうもろこしやじゃがいもは、
遺伝子組み換え作物の可能性が高いです。
遺伝子組み換えによって及ぼされる被害については、
免疫疾患、不妊といった事例が
世界各地で報告されています。
●糖尿病のリスク
この物質が原因となる死亡事例も無かったことから、
安全であると言われています。
ただ、糖分と同様、依存性が高く、
過剰摂取してしまう可能性が懸念されています。
砂糖に比べ、
単位当たりのカロリーや甘味が少ないソルビトールは、
この依存性に伴い、砂糖と比較したとき、同量の摂取による、
渇望感、もっと欲しいという感覚が強まってしまい、
より過剰摂取が起こってしまいやすいのです。
ソルビトールのような糖アルコールは、
砂糖に比べ血糖値が上がりにくいなどと言われますが、
それは単に、消化・吸収・代謝が、砂糖に比べて緩やかであるということであり、
つまり反応の仕方、作用の仕方は他の糖類と変わりは無く、
過剰摂取となってしまうと、
より簡単に体内に過剰に蓄積してしまいます。
この結果、糖尿病のリスクは一層高まるということです。