ついに今日AM6:00、U-20ワールドカップの日本代表が、初戦に挑みます!
相手はアフリカの強豪、セネガル!
過去、国際大会で日本がセネガルと当たったのは4回で、
結果は2敗2分となっています。
セネガルは非常にサッカーで盛んな国であり、それ故に競争力もかなり高いです。
ー目次ー
○セネガルの強さを紐解く
チーム事情
実は、セネガルのサッカー選手には
セネガル国内でプレーをしていた選手はほぼおらず、
基本的にはセネガルから海外に行ってしまった選手がセネガル代表として出場しているのがほとんどです。
ほとんどがアフリカ外の海外クラブに所属している選手です。
なかなか物議を醸す所かもしれませんが、出身がセネガル ということでOKという認識のようです。笑
なので、基本的にセネガル で鍛えられたというよりは、海外の名門チーム、
それこそリヴァプールなどで鍛えられた選手もいます。
基礎スキルの高さ
セネガルには日本などと比べると娯楽が少なく、
子供達の遊びの手段も限られ、魅力的で手軽な遊びとして、
国民の多くが、ほぼ必然的にサッカーに慣れ親しむことになります。
サッカーのプレイを経験するのに、必要なのはボールのみ、
と言って過言ではありません。
経済的・物質的にも、非常にハードルが低いのです。
野球、バスケ、バレー、ゴルフ、テニスと、その他メジャーな球技を挙げると枚挙に暇がありませんが、やはり必要な物、環境の少なさでいうと、圧倒的に他を凌いでいるように思えます。
実際に現地でも、橋の下の砂地で裸足で延々とサッカーをしてる少年たちの姿があったりするのです。
そこには鉄のゴミなども捨てられており、危ないように思えるのですが、子供達は御構い無しにひたすらボールを追いまくるわけです。
なるほど、砂地をこれだけ走り回り、ゴミなど障害物を避けながらとなると、足腰も強くなり、スタミナも付き、かつ視野も広がり、競技におけるスキルアップには、正しく格好な環境なのですね!
チーム戦略
どういう戦略かと言いますと、守ってボールを取ったらカウンター。
たったこれだけなのです。
とってもシンプル。
こんなに簡単でいいのかと思うかもしれませんが、
これをすることがセネガルの強みを活かす秘訣なのです!
というのも、セネガルの強さというのは何と言っても
個々の身体能力の高さ。
ボディバランス、スピード、パワー、跳躍力、
こういった諸々の身体能力が如何せん高水準。
この理由には、先述した環境や習慣もあるのですが、
身も蓋もない話をすると、
そもそも、遺伝子レベルでアフリカ系は身体能力が優れているからなのです…
そして、これを惜しみなく発揮させるには、
戦略的なプランよりも、シンプルなプラン
というわけです。
ひたすらしっかりと守って相手が攻めてきて、守備が薄くなった瞬間にスピードを利用して攻め上がる。
彼らにとって、これが至高なのです。
シンプルな強さほど厄介なものです。
さらに、守備に関しては欧州のサッカーチームのようなシステムチックな非常に洗礼されたディフェンスをします。
洗練されたシステムで守り、ボールを持てばシンプルなプランで一気に攻め込み、プレッシャーをかける。
これが相手チームの個々人を疲弊させ、個々の力の差で、勝つ。
自分たちの強さを徹底的に押し付ける、
最善の策が講じられているのです。
これが難敵たる所以なんですよね…
○セネガルの監督・注目選手
チームの意気込み
5度目の出場となる、FIFA U-20ワールドカップに挑むU-20セネガル 代表。
2023年大会に向けて、テランガの仔獅子たち(U-20セネガル 代表の愛称)は高い目標を掲げています。
セネガルの歴史のなかでも、最も貪欲な世代と言っていいかもしれません…
パぺ・ディオプ選手、サンバ・ディアロ選手、ラミン・カマラ選手、スレイマン・フェ
イ選手
といった選手達は、
クラブチームでも代表でも、最早勝って当然だというメンタリティーを持ち合わせています。
マリック・ダフ監督率いるセネガルは、2015年ニュージーランド大会で達成した
ベスト4進出という記録を
アルゼンチンで塗り変えるべく闘志を滾らせているのです!
監督:マリック・ダフ
現在54歳のマリック・ダフ氏は、
セネガルサッカー界ですでに数年の監督経験を有しています。
首都ダカールの古豪ジャラーフの元監督でもある彼は、
新生U-20セネガル 代表の躍進の立役者であり、
2021年にモーリタニアで開催された
CAF(アフリカサッカー連盟) U-20アフリカネイションズカップ出場を逃したチームが
2023年大会で見事なカムバックを果たした裏には、
2021年4月に就任したマリック・ダフ氏の存在があったことは間違いありません。
セネガルサッカー連盟のオーギュスタン・サンゴール会長の評によれば、
マリック・ダフ氏は極めて前衛的な監督だと言います。
戦術、技術、マネジメントのすべてにおいて最先端であることを追求し、
良いプレーをすれば勝てるというヴィジョンを持ち、
対戦相手の特徴を分析するよりも自分たちの能力と資質を最大限に活かすことに集中する。
ダフ監督が掲げる目標とは、
選手一人ひとりが個人としてもチームとしても戦術的により良いプレーができるようにするという、一見いたってシンプルなものです。
チーム戦術
システムは守備の堅実性を重視しています。
1トップの後ろに中盤5人を置く4-5-1を採用。
攻撃においては縦への速い展開を志向するスタイル。
セントラルMFの2人が左右に動いて、
両サイドのパぺ・ディオプ選手とサンバ・ディアロ選手を押し上げる形が
攻撃パターンとなります。
MF:サンバ・ディアロ
セネガル代表のキャプテン。
シザース、ソンブレロフリック、 リフティング、ヒールキック、オーバーヘッドキックなど多彩なテクニックを有するディアロ選手は、
万能な攻撃的ミッドフィールダーです。
高い技術に加えてずば抜けたスピードも備えており、
圧倒的な加速力で相手のディフェンスラインを破壊します。
168cm65kgの体形ながら、
1対1の競り合いでも譲らず、
ヘディングで合わせるタイミングを測る直感に優れています。
ディナモ・キーウに所属するディアロ選手は、ペナルティーエリア外からのシュートも
得意としており、
ゴールに背を向けているときも危険な存在となります。
黄色のラインを入れた独特の髪型は、
A代表の先輩サディオ・マネ選手を彷彿とさせますが、
真似ているのは髪型だけではないようです。
試合では度肝を抜くようなプレーを繰り出して観る者を驚嘆させます。
その俊敏さはU-20セネガル代表になくてはならない武器となっています。
MF:パぺ・ディオプ
2023年のU-20アフリカネイションズカップでは5得点を挙げ、
得点王に輝いたディオプ選手。
オープンスペースを好む俊足のストライカーであり、
カウンターの場面で最大の力を発揮します。
ワンタッチでのフィニッシュを得意とし、
ペナルティーエリア内で危険な存在です。
さらに空中戦の強さや、他選手との連携プレー、運動能力にも優れており、
アルゼンチン大会で注目すべき選手の一人となるでしょう。
この若きストライカーについてダフ監督は、
現代的でテクニックに優れ、力強く利他的で、監督の指示に応じて異なるタイプの戦術
に適応できる選手だと評しています。
○日本の登録選手・プロフィール一覧
GK
身長185㎝ 体重83㎏
身長187㎝ 体重78㎏
身長183㎝ 体重80㎏
DF
身長182㎝ 体重75㎏
身長173㎝ 体重70㎏
身長164㎝ 体重59㎏
身長188㎝ 体重80㎏
身長185㎝ 体重78㎏
身長192㎝ 体重84㎏
身長173㎝ 体重63㎏
MF
身長168㎝ 体重60㎏
身長180㎝ 体重78㎏
身長173㎝ 体重65㎏
身長176㎝ 体重68㎏
身長170㎝ 体重57㎏
身長172㎝ 体重65㎏
身長172㎝ 体重67㎏
身長172㎝ 体重60㎏
FW
身長173㎝ 体重66㎏
身長178㎝ 体重70㎏
身長181㎝ 体重79㎏
○日本の監督・キャプテンのコメント
監督 コメント
U-20日本代表の監督、冨樫剛一監督は、相手セネガルに対して、
「アフリカNo.1で、個の戦いになれば、ものすごくレベルが高い」
と話します。
また自身のチームについては、
「緩みがあったり、引け目を感じるようなプレーがあるようでは世界一には到底、たどり着けない」と気概をにじませます。
主将に松木玖生選手、副将に山根陸選手、田中隼人選手を指名した冨樫監督は、
「3人以外も各自がピッチでリーダーシップを持ってチームを強くしようとやっていて、いいチームワークになってきている」
と順調な仕上がりに手応えを感じ取っていました。
キャプテン コメント
「個の力が高くて、すごく前に強いイメージ」
と印象を語り、
「後ろ向きでボールを受けないようにしないといけないのと、セットプレーや立ち上がりと残りの15分でけっこう点を決めている情報が入っているので、そこをしっかりと自分たちは無失点で終われるようにしたい」
と警戒すべき点を挙げました。
セネガルは180センチ超えの選手がキーパーを除くと、日本の5人に対して7人。
スピードに加え、高さも一つの脅威となります。
日本はアジアの舞台で全5失点のうち3失点がセットプレー。
ただ、現地入り後も時間を割いて強化しており、
「セットプレーもものすごく怖さはあるけど、こっちも高い選手がいる」
と全員で集中して守り抜く意気込みです。
逆に、リスタートは日本にとっての得点源でもあります。
「セットプレーは自分たちの武器にしているので、苦しい試合の時にいかにセットプレーで点をとれるか」
CKからの得点も挙げている松木選手は、自信を見せました。
また、試合を通じて「一番カギ」とポイントに挙げたのは、中盤でのセカンドボール回収でした。
「相手がけっこう蹴ってくるチーム。中盤の3人がしっかりと拾うことで、幅を使った攻撃ができると思う。明日そこは徹底して90分間やっていきたい。自分のところでしっかり起点を作って攻撃だったり、取られた後の守備も自分からスイッチ入れて、自分が一番やらないといけない」
闘志を前面に、強みである球際の強さも最大限発揮していくとのこと。
中盤のMF福井太智選手、FW福田師王選手や、DFチェイス・アンリ選手と、
アジア杯から新たな3人の海外組も加わります。
連携面など最初は課題も口にしていましたが、
「個々の強さを生かしながら、強さのあるチームができてきていると思う」
と徐々に高まりつつある完成度に手応えを示しました。
アジア杯は、初戦の中国戦(2〇1)で前半6分に失点を喫するなど、
良い形の入りができませんでした。
「緊張せずにいいアップができていたけど、(試合に入ると)堅さが出てしまったので、ああいう経験を踏まえて、しっかり伸び伸びとしたプレーができるように。あとは相手のサッカーに合わせることなく、しっかり自分たちがビルドアップから点を取れるようにしていきたい」
と積み重ねてきた経験も、この世界舞台につなげます。
誰もが初のW杯。緊張もプラスの力に、一丸となって白星をつかみ取ります!
メンバー予想
冨樫剛一監督率いるU-20日本代表が大事な初戦にどのようなメンバーで臨むのか
予想したいと思います!
ゴールマウスを守るのは、AFC U-20アジアカップ(アジア杯)で準々決勝までの4試合に先発した木村凌也選手になると思います!
センターバックは、リーダー格の田中隼人選手、そして川崎フロンターレで成長が著しい高井幸大選手になる予想します!
右サイドバックには、アジア杯でフル稼働した屋敷優成選手、
左サイドバックには、FCバルセロナに所属する髙橋仁胡選手が入るのではないでしょうか!
中盤は複数のシステムが考えられます。
様々なポジションをこなせる選手が揃っています。
まず、アジア杯の軸になっていた佐野航大選手や松木玖生選手、山根陸選手の3人が起用され、
ウイングには北野颯太選手と永長鷹虎選手、
最前線に同大会得点王の熊田直紀が起用されると予想します!
ドイツでプレーするチェイス・アンリ選手、福田師王選手、福井太智選手の3人は、
ベンチスタートを予想しました。
3人はアジア杯に出場しておらず、大会直前の活動も短いものでした。
初戦から抜擢する可能性は低いですが、大会の中で重要な場面を任される可能性は高いと思います!