4月18日、チャンピオンズリーグ準々決勝、
チェルシーFCのホーム、スタンフォード・ブリッジで、
2-0と白星を挙げたのですが、
多くのスター選手たちにとっては必ずしも手放しで喜べる結果ではありませんでした。
ニューネイマールとも称される
ヴィニシウス選手(FW)は、
2度の絶好のチャンスを棒に振ってしまい、
昨年バンドロールを受賞し、レアル・マドリードでのトップ選手、
ガレス・ベイル選手、クリスティアーノ・ロナウド選手と並び
BBCとも称される
カリム・ベンゼマ選手(FW)も、
シュートを1本失敗し、
もう1本も弾き飛ばされてしまいます。
そんな中、
2得点を挙げたのがロドリゴ選手であり、
ロス・ブランコスを再びヨーロッパの準決勝に送り出すヒーローとなったのです!
しかし、これは新しい発見というわけではありません。
ロドリゴ選手はここしばらくの間、
欧州におけるマドリーで最高の力を発揮しています。
2019-20シーズン以降、
ロドリゴ選手は、出場時間が著しく少ない中、
欧州大会での得点ランキングで、ベンゼマ選手に次ぐ15得点を挙げています!
マンチェスター・シティ戦で2回、
チェルシー戦で3回、
そして2021-22シーズンの開幕戦となる
インテル戦でも、ネットを揺らしました!
今や彼が大舞台で活躍するのは、ヨーロッパだけではありません。
2014年以来の制覇へと導いたのでした!
4年前、
マドリーがサントスの18歳、ロドリゴ選手に支払った4500万ユーロは
決して間違いではなかったのです!
そして今マドリーが、
2年連続の決勝進出を目指してマンチェスター・シティと対戦するとき、
彼は再び違いを生み出す存在になること請け合いでしょう!
ー困難な右サイドへの適応力ー
ロドリゴ選手は長い間、
マドリーが左サイドに依存していることによる犠牲者でした。
『The Athletic』によると、
マドリーの攻撃の44%は左サイドからで、
エキサイティングなヴィニシウス選手がベンゼマ選手と華麗な連携を見せていました。
ヴィニシウスは全コンペティションで、
20ゴール20アシストを記録し、
ベンゼマ選手が中央で仕事をするのを助けていました。
一方で、右ウィンガーの利益を犠牲にすることも多く、
マドリーでのプレーは
30%程度でやりくりすることになっていました。
このポジションの選手は無欲であることが要求されるのかもしれません。
正しい走りをし、時には自分を表現する、
しかもチャンスはあっても、
最終的にはボールは向こう側に行くことが多い。
そのようなシステムのもとで目立つことは至難の業ですよね…
点取り屋として、またクリエイティブなプレーヤーとして、
大きな可能性を秘めたヤングスターであるロドリゴ選手ですが、
マドリーでの最初の数シーズンは、
その才能に見合う結果は出ませんでした。
最初の2シーズンではリーグ戦で3回しか得点できず、
チャンスに恵まれず、
ボールを持っても無駄になることもありました。
しかし今年に入り、
その役割をより効率的にこなせるようになったのです!
ロドリゴ選手がボールを持つ機会は、
もう一方のウイングにいる同胞に比べるとまだ少ないですが、
より賢くその機会を活かしています。
意思決定がより洗練され、
パスの精度もこのポジションでは世界最高水準にあります!
「もうやることはない。ただ、今やっていることを続けて、毎日働き、改善し続けるだ
けだ。年を追うごとに、シーズンを重ねるごとに、自分は進化していると実感してい
る」
と語っています。