6月13日(現地時間12日)、ア・リーグにて
大谷翔平選手の所属するロサンゼルス・エンゼルスは、
西地区首位のテキサス・レンジャーズとの、敵地での4連戦初戦で、
9-6の白星スタートを切りました!
その中でも大谷選手の活躍は一際目立ち、
本塁打数において、
7回に19号、延長12回に20号を収め、
それまでア・リーグトップだった、ニューヨーク・ヤンキース所属の
アーロン・ジャッジ選手を抜き、ア・リーグトップとなりました!
打点も50に上り、チームへの多大なる貢献力を誇っています。
そんな大谷選手ですが、今オフにはFA(フリーエージェント)となることから、
シーズン3分の1を消化したばかりの現段階から、早くも
去就への注目が集まっているのです。
目次
◆◆エンゼルス残留について◆◆
特に注目が集まっている
「大谷選手は来季どのチームと契約するのか」という所において、
エンゼルスへの残留を含め、非常に多くの選択肢があります。
米リポーターのローゼンタール氏は
「エンゼルスが大谷選手を獲得できるチャンスはない」
と断言しています。
これは条件面からくる結論で、
まず、エンゼルスが、大谷選手の来季所属先の候補となるには、
というのも、これが叶わないと、
チームとしてエンゼルスが他の上位チームに、
契約に関する条件面で出し抜かれる形となり、
大谷選手がFAとなる前段階の、トレードで移籍する可能性も浮上してくるからです。
「大谷選手はトレード移籍となるだろう」
と推測されています。
これは、エンゼルスが、チーム戦力として
そもそもプレーオフ進出できるほどのものを有していない
とした上での推測ですね。
ただ一方で、
「大谷選手が現在エンゼルスという場所を選んでプレーをしている理由」
といった部分にも触れられていました。
多くの選手のように、
勝ち負け・金銭面を少なからず重視するのであればという前提で
上記の可能性については語られています。
本人から
「シーズン終盤まで優勝争いができるチームでプレーしたい」
という言葉はありましたが、
詳細な考え方と照らし合わせてみると
確かに、一概には推し量れない所もありますよね…
◆◆呼び声が高いチーム◆◆
米国の通信員によると、
移籍の可能性が高いチームは、
の3球団に絞られてくるだろうとのことです。
まず、コンディション作りを重視する大谷選手が、
現在地と気候の大きく変わる、東海岸の肌寒い環境を選ぶ可能性は低く、
エンゼルスの本拠地のアナハイムに近い、ロサンゼルスに拠点を置く
ドジャースが最有力候補となると予想立てています。
ドジャースは、2013年~2022年の10年間
10度のプレーオフ進出、9度の地区優勝を誇り、
昨年オフは、多くの主力選手と契約を結んでおらず、
資金にかなりの余裕があることから、
契約金もかなりの好条件を提示できるだろうと言われています。
「チームにプレーオフ枠を争っている間は、大谷選手をトレードするつもりはありませ
ん。」
「私達はプレーオフに進出するつもりであり、私たちが推し進めている計画は全てプレ
ーオフに進出することが目的です。ですから、私はその計画が上手く行かなかったとき
のことを思い悩みはしません。」
と発言しており、非常に強気な様子が伺えました。
実際、今季のここまでのエンゼルスの戦績は
決して悪いものではありません。
しかし、プレーオフ枠を確実なものとするには
今一つ勝ち数が足らない状況にあり、
ワイルドカード争いにおいても上位に引けを取っているという状況です。
チームの想定とは裏腹に困難を極める展開となっているのです。
では、そんなエンゼルスの現在の「弱点」とは
どういったところにあるのか、これをまとめたいと思います。
1.得点圏打率
今シーズンにおいて
大谷選手の得点圏打率は3割台と上位に食い込むに十分足るものですが、
チームの平均は.248となっており、シンプルな戦力不足を物語っています。
2.投手陣の精度
ここぞという局面で仕留めきれないことが非常に多いです。
エンゼルスの、0-2の局面での被打率は.222となっており、
これはメジャーリーグの中でワーストであり、
攻撃パターンを増やす、各投手ごとに決め球・コースを確立していくなど
細かい調整が必要となってくるのかもしれません。
3.守備力
記録として残る守備率はメジャーリーグ内で中盤に位置し、
そこまで弱点ではないように思えますが、
エラーが多いなど、
記録に残らない部分でミスが多いことが問題点として挙げられるように思います。
ここも細かい調整をし、
質を上げ、失策数を減らす必要があると思います。